システム開発というときの人事給与システムの位置付け

query_builder 2020/09/08
ブログ
人事給与システムのきぎょおうシステムとしての位置付け
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企業のシステムの全体イメージを再掲します。



広義の人事給与システム(業務)とは何でしょうか

大きく二つの機能(役割)があります。
人事に関するもの
労務に関するもの

これを図にしてみました。



生産管理システム、販売管理システム、財務会計システムとの関りも示しています。
人事給与システムは基幹システムの中ではほかの基幹システム(生産管理、販売管理、財務会計システム)との関連が薄いように見えます。
しかし労務管理のうちの勤怠管理は原価管理の基本データを提供します。また人材派遣会社にとっては勤怠情報がそのまま請求・支払いデータに直結しています。
即ち給与データを通じて他の基幹システムと関連を持つということです。

人事システムをもう少し説明します。
人事の主な仕事内容とは、「人材によって組織を活性化させる」ことです。そのために
採用活動
社内研修
評価制度
配属先の決定
の業務があります。最近では「戦略人事」あるいはタレントマネジメントという考え方が導入されてきています。戦略人事は、人材配置、人材教育、人材確保などを経営戦略に絡めて、事業の成功を根底から支えるという考え方です。
タレントマネジメントは、自社が抱える人材(タレント)がどのようなスキルや能力を持っているかを把握し、そのパフォーマンスを最大化するために戦略的な人材配置や教育などを行うことを言います。
このことを支援するために組織情報、社員情報、組織履歴、社員履歴、給与履歴を管理することも必要です。これらの情報は事業戦略を検討するために必要なものです。これらの情報をベースとして、販売戦略やら生産計画やらが立てられことになります。この意味で人事給与システムは他の基幹システムと関連を持ってきます。

労務の仕事の役割は何でしょうか。
労務の主な仕事内容とは、「労働者が安心して働くための組織づくり」です。
労働に関する事務仕事一般のことを指します。次のような業務があります。
労働環境の整備
勤怠管理
給与計算
社会保険料の手続き(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
税務処理
入社・退職の手続き
労務トラブル対応
就業規則の作成
福利厚生業務

労務管理のうち勤怠管理や給与計算を通じて原価管理のためのデータを供給することになります。ここでも人事給与システムが基幹システムの他のシステムと関連を持ってきます。

世の中に人事給与システムとしていろいろなものが市販されています。それらは主に労務管理の機能が中心です。しかし人事システムを標榜しているので個人情報管理を含めて人事に関する機能は含まれています。市販の人事給与システム内の業務機能に関してはそれぞれの処理は連携できるようには作られています。
では労務管理のデータが別会社で作られている財務会計システムや、生産及び販売管理システムの原価管理処理と連携できるかというと、必ずしも連携を指せる仕組みはないのが一般的な状況です。労務管理データは企業の業績などの財務データにも関連していますので、そのデータを他の基幹システムに繋ぐ仕組みが必要になります。企業のシステム開発は実はこの仕組みを作ることに相当します。
ここでいうシステム開発は決して大規模なものではありません。プログラミングの知識があれば誰でも作れる程度のシステムです。このようなシステムを石黒社会システム研究所では小さなしいステムと言っています。
しかし小さいシステムであっても、先ほど知識があれば誰でも作れるといいましたが、時間がなかったり、作るのが面倒だったりするとその小さなシステムを作るハードルは高くなります。
そこを何とかお手伝いしたいというのが石黒社会システム研究所設立の趣旨です。小さなシステムでお困りのことがあればご相談ください。

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