大きなシステムと小さなシステム

query_builder 2022/09/09
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石黒社会システムが掲げている小さいシステムについて考えてみます
大小システム_R

石黒社会システムが掲げている小さいシステムについて考えてみます。

大きいシステム

システムの大小とは実はオンラインリアルタイムでの同時処理の件数に依存します。
既存のシステムを例にとってシステムの大小を考えてみます。

超巨大システム(数百万から数千万規模のリアルタイムオンライントランザクションシステム)
次のようなシステムが超巨大なシステムであると思います。
銀行のオンラインシステム
みどりの窓口システム(通称マルス)
AMAZONシステム
楽天市場システム

これらは次のようなシステムの分類になると思います。
インフラ系システム。(運行管理システム(交通系))
世界的な決済システム。(ICカード決済(所謂バーコード決済も含む) クレジット決済システム)
ネットワークシステム(携帯電話 インターネット)
SNS

普通に大きい(数千から数十万規模オンライントランザクションシステム)
次のものが普通に大きいシステムだと思います
一般の予約システム
貨物追跡システム
トレースシステム(物流、生産から破棄までのものの追跡、サプライチェーン追跡)
チェーン店のPOSレジ(本部でのオンラインリアルタイムシステム)会計システムの一部
近頃はやっているマッチングシステム
EC(AMAZONに比べて小規模場もの)

具体的には

昔話題になっ覚えている方もいらっしゃるかもしれないSASシステム(ERPの走り)
ERP
ピア等予約システム
配送管理システム
改札システム(SUICA PASMO)
Uber (Eatsを含めて)
DEMAEKAN
kakaku.comなんかも大きなシステム

大きいシステムのイメージはつかめたものと思います。
今まではインフラ整備の意味を込めて大きいシステム構築がメインでした。

大きいシステム構築は大変です。次の理由によります。
・大きいシステムは端末の数が多く個々の機器の動きの制御は簡単なものですがそれらが相互に矛盾しないよう制御することが必要
・全体を見渡してのコントロールが必要
・全体の整合性を取るためには個々の機器の処理の同期処理が必要で、対象となる機器の数が多いと同期処理が非常に大変である。

即ち関連する機器が多くなればなるほどそれぞれの関連をチェックする手間が爆発的に増えるということです。
複数の機器の関連をチェックする処理が機器の組み合わせの数だけ存在するということです。数学の組み合わせの数の理論によれば次のようになります

10個のものの内2個の組み合わせは45通り 
それが100個だと4950通り
10000個なら49995000通り

厳密に言うとシステム開発でこのような組み合わせのチェックをを全て実施しているわけではありませんが、それでもあるシステムを作ってそれが整合性を保って動くことを保証するためには全ての関係性の組み合わせを念頭に置いて作業をしなくてはならずシステムを構成するものの数が増えると爆発的にチェックしなければならない数が増えることは間違いありません。大きいシステム構築がいかに大変かと言うことです。これがシステム構築が高額になる理由の一つです。
システム構成要素の数に応じたチェック項目を全てチェックするための工数が膨大だと言うことです。人手が猛烈に掛かると言うことです。

小さいシステム

大きなシステム以外が小さなシステムです。

このことを踏まえて石黒システム研究所でいうところの小さなシステムは次のようなものを指します。

自社内のシステム Excelで作れるようなもの
簡単なファイリングシステム
少なくとも作った人には全容が分かっているシステム

システムというと大掛かりなものを思い浮かべる人にとってはこんなものがシステムかと思われるくらいのものです。システムを業務効率を上げる仕組みと捉えるとこれらも立派なシステムです。

全体を見通した大きなシステムを導入するのは理想です。しかし大きなシステムを自己矛盾が生じないように設計することは猛烈に大変でいきなり大きなシステムを導入しようとするのは無理があります。結構構築に手間が掛かりそれを今の時勢に沿って急いで作ろうとしても以外と時間が掛かってしまい間に合わないといったケースです。

それを避けるために既存の個別の業務システムを連携させることを考えます。既存のシステムを使いますのでシステム開発期間は抑えられます。個別の業務システムの運用は現状ではあるシステムの出力を人手を介して別のシステムへ入力するような作業の仕方です。
人手を介して業務システムを連携させていることが最大の業務効率が上がらない原因です。人手を介している業務システムの連携を比較的簡単なシステムで繋いでしまおうという作戦で業務を進めればかなり人手を省くことができます。
石黒社会システム研究所ではこのような二つのシステムを繋ぐようなものを小さなシステムと言うことにします。
小さなシステムは必要なものですが、システム化を考えるとき見落とされがちなものです。困っている問題に対してシステム開発会社に相談すると大きなシステムを入れてくださいと言うことになりかねません。大きいシステムの方がある意味作りやすいためです。大きなシステムを前提に体制が作られている会社にとっては小さなシステムを請け負っても採算が取れないため敬遠されます。
しかし小さなシステムでもそれがあるとないとでは業務効率に大きな差が出ます。

今まではシステム構築ということを聞くと大きいシステムをイメージしてそんなのは内には関係ないとしてきたと思います。またシステムというのは大きなシステムをイメージしてしまうためにシステム構築と言うことに二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。大きなシステムのイメージはないかもしれませんがいざシステム開発会社に仕事を頼むとかなり高額の金額を提示されるためそこで悩んでしまってシステム開発ができないなんてこともあるのではないでしょうか。しかしシステム構築は仕事の仕組む造りと考えれば会社なら全ての会社に関係してきます。それが今盛んにDXが言われ出したことに関係します。システムは大きいものだとの認識で導入を渋っていたとしても人手が足りなくなってきている現在会社の業務効率化を図らなければ立ち行かなくなってきているのでシステム化を検討しなくてはならない機運が高くなっていると思います。

会社のシステム化と言うことで大上段に構えてERP導入なんて考えると何から手を付けて良いか分からなくなって結局システム構築ができなくなっているのではないでしょうか。
世の中の流れに乗っていざDXだと意気込んでもいきなり比較的大きな業務システムを作ろうとするのは敷居が高いものです。DXと言ってゼロから作るのではなく身近な本当に困っていることを解消するために小さなシステムを作ってそれが上手くいったら次のステップとして一つの業務全体を纏めるようなシステム作成に着手するのが現実的なDX化への道だと思います。

石黒社会システム研究所では小さなシステム導入の支援をします。大きなシステムの導入で悩んでいる方は是非ご相談ください。小さなシステムを作って少し業務に余裕ができてから本格的により大きなシステム化を図った方が早道だと思います。いきなり大きなシステムを入れようとしてもシステム導入の時間ばかり掛かって結局業務効率が上がらない事態を避けられます。


システムに関して知りたいことがおありでしたら、是非石黒社会システム研究所までお問い合わせください。大抵のことは相談に乗ります。具体的なシステム開発案件でなくても構いません。ちょっとしたツールを作りたいんだけど、というようなことでも構いません。システム開発についてどこから手を付けたらいいのかといった相談にも乗ります。基本的に相談は無料です。契約を前提として相談を承るというものではありません。相談をしてみたけれど問題が解決できなかった場合は料金は発生しませんご安心ください。具体的にシステム開発の契約が成立しましたら既定の料金を頂きます。実は石黒社会システム研究所では採算度外視で業務を遂行する方針ですので費用は一般システム会社の費用に対して1/10ぐらいの料金です。

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